「想いを形にする」ではなく、「形を想いにする」という理論。

個人コーチング
02 /12 2016
こんばんは。
少し面白い題材が出てきましたので、 「形を想いにする」という理論
を僕なりに考えてみたいと思います。

「想いを形にする」というのはよく聞きますよね?

ここで使われている「想い」。
もう一つの「思い」ではないですよね?


この2つの語句の厳密な違いとは、

想い・・・イメージできる(している)モノ
思い・・・イメージではないモノ


これは、「想像」(イメージ)という言葉に「想」という時が使われていますよね?


つまり、この2つの語句の違いから分かる事は、「想いを形にする」という意味は、「イメージ出来ているモノを実現する」というものだと思います。



では、今回のテーマである、「形を想いにする」という事について考えてみたいと思います。

先ほどの「想いを形にする」の意味に照らし合わせますと、「形を想いにする」とは、「既に実現しているモノをイメージする」
となります。 

本来、「実現しているモノ」とは時間軸で言うならば「現在」となり、今回のテーマで言うところの「イメージ」とは「未来」(まだ実現していないモノ)となりますので、どこか矛盾しています。

つまり、既に「現在」として「実現している」のにもかかわらず、まだ「実現していない」ものとして捉えなければならない感覚です。

何か違和感がありますよね?(笑)



冒頭に述べました「想いを形にする」とは、時間軸が「現在」から「未来」へ推移しています。
つまり、「現在抱いているイメージ」を「未来に向けて実現しよう」とするような意志に近いニュアンスです。


もっと簡単に言いますと、 「イメージ出来ているんだから、あとは実行だね!」みたいな。

これを脳科学上に当てはめて表現しますと、「創造」から「行動」という順序です。 

つまり、 「まず最初にイメージしてから動く」(A) みたいな順序です。



その一方、「形を想いにする」はどうでしょう?

先ほどのフランクな表現に置き換えますと、 「実行できているんだから、あとはイメージだよね!」という事になります。


これを同じく脳科学上に当てはめて表現しますと、 「行動」から「創造」 という順序になります。

これは、 「まず最初に動いてからイメージしていく」(B) みたいな順序です。



では、ここで別な視点から(A)と(B)を考えてみましょう。

別な視点とは、「モチベーション」の視点からです。

(A)の順序ですと、「イメージしてから動く」ですから、イメージ出来れば動ける訳ですが、反対に、イメージ出来なければ動けないという事にもなります。

従いまして、モチベーションの観点からは、「イメージ」できるかどうかが分かれ目となります。



次に(B)ですが、(B)の順序ですと、「動いてからイメージする」ですから、「まず動く」という部分に力点が置かれている事が分かります。
これは捉えようによっては、「動いたらイメージできる」という意味が含まれているようにも考えられます。


従いまして、モチベーションの観点からは、「動ける」かどうかが分かれ目となります。


ここで一度整理しておきますね。

(A)「想いを形にする」 → 「イメージ」できるかどうかがポイント

(B)「形を想いにする」 → 「動ける」かどうかがポイント



こうなります。


さて、ここで皆さんに質問です。

皆さんなら、(A)と(B)のどちらの方がやりやすいですか?


つまり、(A)は「イメージしてから動く」(B)の方は「動いてからイメージする」です。


ちなみに僕はと言いますと、両方を使い分けます。

例えば、未来のイメージが自然に湧いてくるような場合には明確なイメージにしてから行動に移します。
でも、何となくイメージが湧かない場合には、ひとまずいろんな方法で動いてみます。(同じ方法では動きません)



ここ数年は「認知行動療法」と呼ばれる対話療法が脚光を浴びているようですが、この療法はまさに(B)の方の考え方ですね。
まず動くというところに力点を置いています。

この療法の考え方は、「行動を変えれば感情も変わり思考も変わる」というような順序です。

なぜ、脚光を浴びているのかと言いますと、その方が無理なくやれる点や効果が早いとも言われているからです。


但し、一様にこの療法だけに頼る訳にはいきません。何故なら、人は生身。つまり、相手によって適する療法は異なるという前提条件を持っていなければならないと考えるからです。


まあ、療法の話はまたの機会としまして、今回、僕がなぜ、このようなテーマを選んでみたのかと言いますと、「逆転の着想」によって思考回路を動かすという事が目的だったからです。

普通は「想いを形にする」と言うところを、あえて「形を想いにする」と逆に言ってみる。
そこからその事について考えてみる。


今日の僕は、この事を脳科学の見地から考えてみた訳ですが、これは別に何でも良いと思います。
要は、当たり前だと思っている物事を、あえて逆から考えてみるという事も重要ではないかと。



そんな訳で今日のテーマについて考えてみた訳ですが、(A)も(B)もどちらが正しいとか、そういうものではありません。
むしろ、状況や場面などで適した方を選べば良いのかと思います。



ただ、最後にカウンセラーとしての見地からお伝えしますと、俗にいう「うつ病」ですとか、意欲低下などが症状として表れている人には、(A)が難しい場合が多々あります。

その理由は、「創造的思考回路」が停止している事が多いからです。

もちろん、「論理的思考回路」が止まっているので、一種の連鎖反応なのですが・・・



長くなりました。

最後までお読み頂けて嬉しいです。


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Toshy

1973年・北海道生まれ。
東京都内の会計事務所を経た後、起業家として複数の企業・団体を創業。
その後、カウンセリングやコーチングに専念する。

20歳の時から心理学や自己啓発に目覚め、数多くの書籍を研究し始める。
その後、脳科学や量子物理学、神経学などといった科学的な分野の研究も始め、数多くの個人セッション体験や人材管理経験に科学的理論を交えたオリジナル技法(HANADA method)を開発。
これまで延べ17年間に渡り、数多くの人々の問題や悩み事、不調を解決・改善する手助けや、人材教育管理等を行ってきた。

常識に捉われない着想と発想により、自力解決できない状態にあるクライアントに対し、可能な限り最短での解決法・改善法を取り入れる事に重きを置く。

カウンセリングやコーチングなどに用いる専用ワークシートやプログラムテキストは計3,000ページ以上に及ぶ膨大な内容となっており、クライアントの状況や状態、症状などに応じて最適なものが選択可能となっている。

これまでの個人クライアントには、会社経営者、個人事業主、医師、看護師、教師、保育士、介護士、自衛官、営業マン、事務職、公務員、中学生、高校生、大学生、専業主婦、無職の人など幅広い層の人たちがいる。

現在は、従来の個人カウンセリングや個人コーチング、企業コーチングをはじめ、執筆活動、各種ビジネスデザイン、研究開発に力を注いでいる。

ブレイントレーナー。
メンタルコーチ。
上級心理カウンセラー。
人財アドバイザー。
経営アドバイザー。
自由人。