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2015年 心理カウンセリング所感

おはようございます。
今朝も少し冷え込んだ旭川です。
10時現在の今もまだマイナス9度です。

さて、お陰様で今年の僕の仕事も今日で終わりです。
ですので、今年一年のカウンセリング現場を振り返りながら書きたいと思います。

27歳から始めた心理カウンセリングも今年で丸15年が経ちました。
まだまだ改善の余地はありますが、今年はこの1年半をかけて研究開発してきた手法を主に用いてみた年でした。
嬉しい事に効果は絶大でした。
これまでの手法よりも格段にクライアント様の完治までの期間が短くなっています。

まあ、今日はそんな事を書きたい訳ではありません。

今年のクライアント様の傾向としましては、西洋医学でいうところの「重度のうつ病」の人と、「うつ病予備軍」の人が多かった事です。つまり、発症してから10年以上も経過している人と、まだ発症までには至っていない人という意味です。

重度の人に関しましては数字的には今まで通りでしたが、ポイントは「うつ病予備軍」の人のカウンセリングが増えた事です。

これはとても望ましい事だと考えています。
何故なら、うつ病を発症した後の方が当然ながら完治まで時間を要するからです。
そうなる前に「何かおかしいな・・・」といった違和感を感じたタイミングでカウンセリングを受けられますと、本来の自分自身に戻れるまでの所要期間が短くて済む訳です。

ご参考までに今年1年間の僕のクライアント様の状況(初めてお会いした時)は次の比率です。


発症から10年以上経過・・・全体の約50%
同5年未満・・・同10%
同2年未満・・・同5%
発症していない・・・同35%
※発症とは何らかの自覚症状(不調など)が発生した時期を意味します


こんな比率でした。

先程もお伝えしましたように、発症していない人のカウンセリング人数が増えた事は大きな意味を持ちます。
何度も繰り返しますが、その方が自分を取り戻すまで「早い」のです。

何かで見た数字ですが、日本人の3人に1人が「うつ病予備軍」だと推測されています。
(出典根拠が無くて済みません)

まあ、こういう情報を鵜呑みにしては危険なのですが、僕の臨床現場を見ていましても似たような感覚を覚えてます。
現に、まだ発症していなかったクライアント様のほとんどがカウンセリングを受けなかった場合、いずれ発症した可能性が高いです。中にはギリギリセーフの人も居ました。

このような発症前に積極的にカウンセリングを受けられた人は「行動力」や「決断力」があるという事を意味しています。
「行動力」があるという事は、まだ脳の中の思考回路が止まっていないという事になります。
だから早いのです。

問題なのは(ここが重要です)、「自覚症状が無い人」です。
ここが一番厄介です。
何故なら、自覚症状が無いのですから、カウンセリングを受けに来るはずがありません。

また、もう一つ厄介なのは、「自覚症状があるのに何もしない人」です。
こういう人は悪化しやすい・・・
何故なら、自然に回復に向かう事はほぼ無いからです。

人はどこか楽観性を持っています。
これ自体は悪い事でもなんでもありません。
ある意味では防衛本能みたいなものです。

ですが、今の自分の状況や状態、抱えている問題や課題に対して何も対策を講じず、あるいは、何の戦略性も持ち合わせずに楽観性を貫いた場合、果たして何が待ち受けているでしょうか?

よほどの好運でもない限りは望ましい結果にはならないでしょうね。

「運」とは最後の段階で頼るものであると考えます。
どんなに努力したり対策を講じても、それでも望ましい結果になる可能性は決して100%にはならない。
その最後の余白を埋めてもらうために「運」に頼る。
そういうものだと思うのです。
最初から運頼みでは自分の快活な人生を切り開く事は出来ない。

ですから、何もしないで「何とかなる」と考える事はとても危険なのです。
「そのうち良くなる」、「そのうち治る」と考える事は自分を大切に扱っていないという事です。

もっと積極的に自分の人生に関わらないと・・・

カウンセラーとしての立場から、僕はそう考えます。

「どうしてこうなるまで放置していたんだ?」

こう思う事もしばしばです。
これがカウンセリング現場の現実です。

応急処置を済ませてから通常の手法(HANADA method)を始めなければならないクライアント様が多いです。
本当に痛々しい姿が僕の目の前にあるのです。


ここで精神的不調までの主流プロセスをお伝えしておきます。

①潜在意識の中に何らかの「火種」を持つ

②うつ病予備軍(まだ発症していない人)

③何か「火種」に火を点けるきっかけが起こる

④うつ病を発症
 ※「火種」の程度が低ければ「うつ状態」で済む事も多い



上記のプロセスの中で、今年は②のクライアント様が増えたという事です。
発症前ですから、当然に回復は早い事が期待できます。
本当に早い人ですと、2回のカウンセリングで終了という人が居ました。

発症前にカウンセリングに来られる人とは、何らかの違和感を感じている人です。
ただ、その違和感が直接的に日々の生活にまでは大きな影響を及ぼしていない段階です。

大きな影響とは、例えば、「睡眠薬を飲まなければ全く眠れない」、「仕事へ行けない」、「死を考える事がある」、「何もする気がしない」などです。


我が国はまだまだカウンセリングを受けるという事に対する抵抗感が強い習性があります。
カウンセリングを受ける事が恥だとか、カウンセリングを受けたら精神病だとか・・・

欧米ではむしろ「予防」に使われる事が多いです。
実際、大統領ですとか、あらゆるスポーツ選手、経営者などには専属カウンセラーが居ます。
これらは全て「予防」であり、「治療」ではないのです。

従業員のメンタルヘルスチェックを義務化へ
こんな記事が先日新聞に出ていましたが、その内容を見ますと子供だましです。
形式的な制度の中に本物の成果は得られません。
小手先の制度に何の意味も無いという事です。

人間の心理問題の解決はそんなに簡単ではありません。
人がどれだけのストレスを抱えているのかを数値化して、どうなるのでしょう?
その後は?

僕はクライアント様のストレス値など何も問題にしません。
そんなものは完治までには無関係です。
ストレスなんて元々あって当然で、その大小の次元の差であって、本当の問題とは先程の「火種」を持っているのかどうかなのです。

ここを正確に見抜ける(解析できる)スキルこそが、まずは我々カウンセラーに求められるものであり、必ず保有しなければならない能力なのです。

クライアント様の辛い気持ちを一緒に聴いてあげる事がカウンセラーの本来の役割ではない。

そんな手法では完治しないのです。

この手法だけを取り入れているカウンセラーの多くが自分も精神的不調に陥ります。相手と同化するからです。
あるいは相手に同情し、その結果、相手はカウンセラーに依存する事になります。
どちらもカウンセラーのスキル不足(保有能力不足)が原因です。

同業批判をするつもりでもないのですが、僕の元へ来られるクライアント様の半数近くが他のカウンセリングを受けても治らなかった人たちです。その現実があるから物を申すのです。

もっと我が国のメンタルヘルスに対する全体的な意識向上が求められます。
国民もカウンセラーも医師も全て。


長くなってしまいましたが、今年の所感を書きました。

僕がお伝えしたかった事をまとめますと、


1.自覚症状があるなら早めに行動に移す事が大事!

2.違和感があるなら早めに行動に移す事が大事!

3.精神医療に関わる人(ライセンス問わず)は研究を続けるべき!
  自らの職業観を常に疑う事!


ざっくりこんな感じです。

今年も僕のブログを読み続けて下さった皆様へ深く感謝申し上げます。
ありがとうございました。

良いお年をお迎え下さいませ。


HANADA method 心理カウンセリング
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テーマ:ヒューマンスキル - ジャンル:心と身体

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著者プロフィール

花田 俊亮

Author:花田 俊亮
大学時代より、心理学や自己啓発に傾倒し、以来、カウンセリングの研究を重ね、「量子力学」、「脳科学」などと自らの延べ4万時間以上に渡る「現場体験」を複合的に組み合わせた独自のカウンセリング技法とコーチング技法『HANADA method』 を確立する。

これまでの現場体験は数多く、人生相談やビジネス相談、健康相談など、改善内容は多岐に渡る。

また、クライアントにおいても、経営者、医師、看護師、保育士、介護士、教師、カウンセラー、公務員などの有職者や、専業主婦、学生、高齢者など幅広く接してきた。

現在は、カウンセリングやコーチングといった個人セッションを行いながら、企業向けサービスやセミナーも行っている。

更には量子医療の研究開発に力点を置き、心身の様々な病気に対する代替医療の確立を進めている。

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