心理カウンセリングとコーチングの違いについて。

個人カウンセリング
11 /18 2015
こんばんは。
1℃しかない旭川からお届けしております。

さて、今回は時々ご相談者様からご質問を頂く「カウンセリング」と「コーチング」の違いなどについて書いてみたいと思います。

まず、一般的に言われている違いから整理しておきますと、

カウンセリング・・・傾聴中心スタイル

コーチング・・・質問中心スタイル

この違いですね。

一般的なカウンセリングとは、カウンセラーがご相談者様の辛い感情や状況などを聴いてあげるスタイルであり、楽になってもらうものです。

一方、一般的なコーチングとは、コーチがご依頼者様の内面から答えを導き出す為の質問をしていくスタイルであり、自ら答えに気づいてもらうものです。

この辺りの知識はどなたでもネットや本でお調べになれる事だと思います。
ですので、ここから少し違う角度からお話ししたいと思います。

別な角度とは、カウンセラー側、コーチ側のスキルという意味です。

よく、カウンセラーに必要なスキルとは「傾聴スキル」だと言われていますよね?これは有名なお話です。
そして、コーチに必要なスキルとは「質問スキル」だと言われています。

ですが、これら2つのスキルについて、どうも軽く「スキル」であると認識されているような傾向が見受けられるのです。
軽くという意味は、「テクニック」のような感覚です。ここで私が意味するテクニックとは「小手先の技術」というものです。

かつて私も20代の頃、傾聴スキル講座やコーチング講座に出て学んだ事もあるのですが、今思い返しますと、どうもテクニック的な要素が強かったように思うのです。実際、講座などで学んだスキルは現在は使用しておりません。何故なら、通用しないからです。もっと厳密に言いますと、通用しない人が多いからです。

私の持論ですと、傾聴は発揮能力(アビリティ)であり、保有能力(スキル)ではありません
つまり、保有能力あっての傾聴であるという事です。

では、私がいう保有能力とは何の事でしょうか?

結論から申しますと、まずは「人間性」という能力です。これはカウンセラーにもコーチにも不可欠な要素です。
一見、当たり前のように思えるでしょうが、人間性という能力は奥が深い能力なのです。
単に性格が良い、優しい、というような次元ではありません。

人間性という能力の一例を挙げてみましょう。

・自制心(自分の感情を抑える能力)
・平等意識(自分も相手も同じであると考える能力)
・助言力(的確な言葉や思考レベルで相手に伝える能力)
・直観力(相手の裏側まで見抜く能力)
・度量(いかなる事でも受け容れる能力)
・気概(困難にも立ち向かう能力)
・正義感(善と悪を正しく判断する能力)
・愛(相手に対する深い思いやり)


まだありますが、これらが人間性という名の能力の一部です。
いかがですか?

これらの能力をカウンセラーなりコーチが保有している事が大前提です。

ただ、これだけではまだプロとしては足りません。
あくまでも人間性という能力は大前提であるだけです。

次に保有すべき必要な能力が思考力です。
カウンセラーやコーチに求められる特に必要な思考力を挙げてみますと、

・知識力(相手に付加価値を与える能力)
・世界観(いかなる相手の世界観にも対応する能力)
・バランス感覚(自分と相手、部分と全体、現在と将来などを調整する能力)
・使命感(社会に貢献する能力)


これらは必要とされるでしょう。

まだあります。
最後は行動力です。
カウンセラーやコーチに求められる行動力の一例を挙げますと、

・リテラシー(傾聴力などがこれに当てはまります)
・表現力(自分の考えや思いなどを相手に正確に伝える能力)
・課題設定力(相手の問題を解析し、課題を設定する能力)
・慎重さ(常に相手のリスクを考える能力)
・統合力(相手の思考と感情を統合させる能力)
・先見性(先の展開を読む能力)
・柔軟性(思い込みに捉われない能力)


いかがですか?
挙げているうちに疲れてきました(笑)

これらの能力を本当の意味でスキルと呼ぶのだと私は思います。
そして、スキル不足のまま相談者様と対峙すれば、時に問題が問題化してしまいます。
これだけは避けなければなりません。カウンセリングやコーチングを受けて悪化したなどは決して起きてはならない事ですので。

今回の表題は、カウンセリングとコーチングの違いについてですが、実はこれらの保有能力(スキル)があれば、この2つの違いは施術する方から観ますと同じ次元なのです。
相談者様のご希望や状況、状態に合わせてカウンセリングかコーチングかを判別すれば良いだけの話なのです。

ちなみに私がやっている事。コンディショニングとは、このカウンセリングとコーチングを一緒にしてしまい、更に独自の手法(企業秘密で済みません・・・)を盛り込んだものです。それをヒューマンコンディショニングと名付けてあります。

少し硬いお話をさせて頂きました。





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Toshy

1973年・北海道生まれ。
東京都内の会計事務所を経た後、起業家として複数の企業・団体を創業。
その後、カウンセリングやコーチングに専念する。

20歳の時から心理学や自己啓発に目覚め、数多くの書籍を研究し始める。
その後、脳科学や量子物理学、神経学などといった科学的な分野の研究も始め、数多くの個人セッション体験や人材管理経験に科学的理論を交えたオリジナル技法(HANADA method)を開発。
これまで延べ17年間に渡り、数多くの人々の問題や悩み事、不調を解決・改善する手助けや、人材教育管理等を行ってきた。

常識に捉われない着想と発想により、自力解決できない状態にあるクライアントに対し、可能な限り最短での解決法・改善法を取り入れる事に重きを置く。

カウンセリングやコーチングなどに用いる専用ワークシートやプログラムテキストは計3,000ページ以上に及ぶ膨大な内容となっており、クライアントの状況や状態、症状などに応じて最適なものが選択可能となっている。

これまでの個人クライアントには、会社経営者、個人事業主、医師、看護師、教師、保育士、介護士、自衛官、営業マン、事務職、公務員、中学生、高校生、大学生、専業主婦、無職の人など幅広い層の人たちがいる。

現在は、従来の個人カウンセリングや個人コーチング、企業コーチングをはじめ、執筆活動、各種ビジネスデザイン、研究開発に力を注いでいる。

ブレイントレーナー。
メンタルコーチ。
上級心理カウンセラー。
人財アドバイザー。
経営アドバイザー。
自由人。